From Inside

こちらのコーナーでは、私達の開発秘話や日常の様子などを不定期にて配信します。

                                                                     文:Thunder Bolt 最高ブランド責任者 山本 友基

東京オートサロン2018へ出展                                                                                2017/12/11


毎年30万人を超える来場者で賑わう"東京オートサロン"への出展が決定しました。
私達は様々なイベントへ出向き、文章や画像では伝えきることの出来ない質感や切削技術の高さをユーザー1人1人に手にとっていただき確かめていただきたいと常々思っていましたので、東京オートサロンという大舞台で願いが叶うことをまずは喜ばしく思っています。
当日は私達の企業パートナーであるANY'S INTERNATIONAL(エニーズ・インターナショナル)が主体となりBMW F30及びBMW F10の2台にThunder Boltを装着し展示いたします。
また、イベント開催期間中はスタッフが常駐しており様々なアイテムの展示も行います。 是非とも私共のブースへとお立ち寄りください。

■開催期間 : 2018年1月12日(金曜日)、13日(土曜日)、14日(日曜日)
■開催場所 : 千葉県千葉市美浜区中瀬2−1 幕張メッセ
■展示場所 : Hall9(北ホール) 909


チタン製法の難しさ。                                                                                            2017/11/10

チタン合金の取扱 切削や鍛造加工の難しさは周知の事実です。
材質が硬く切削には時間をかけユックリと削りますが、発熱も高く削りカスから引火する事例も決して少なくは無く、また硬さゆえ削り回転と工具のアンマッチからビビリを生じてしまうなど、例を上げればキリがないほどチタンは難攻不落の金属です。

その中でも最も私達を悩ませたのは"Torx"の製作でした。
Thunder Boltを立ち上げた当初は今とは異なり切削でキー溝を製作していましたが、工具のかかりが8mm程度と浅く、私達はもっと深い位置まで工具を差し込もうと考えるならば切削ではない別のアイデアを用意するしか無く、機器メーカーを交えそれは2年近く大きな課題となっていました。
また、この仕事をしていると毎日のように海外の製造企業からの打診があります。「貴方の商品を作らせて欲しい」「私達は素晴らしい設備があります」製品の製造請負やマシーンの営業です。 そこで自信の有りそうな幾つかの企業へ簡易図面を送りサンプルを製造してみました。 それが次の写真です。

確かに工具を挿入する深さは確保できるものの、画像を見てもわかるように下穴の大きさが目立ちます。 彼らの製造プロセスを調べたところ"冷間プレス"製法にて処理されているものと判明しました。 つまりはプレス(押しつぶす力)の圧力が不十分のため下穴を空けて潰す面積を狭くし抵抗を低減させる加工ですが、工作機械の不十分さ以前にチタン合金の鍛造加工セオリーとしては温間への上昇かつ700度〜900度と比較的狭い温度範囲での形成変化が求められており、この温度を下回るとクラックの恐れが 逆に上回ると成分変化にて"灰"になる危険性が秘められています。言うまでもなく製品として採用できるはずもありませんでした。



 

現在のThunder Boltは高周波誘導加熱機を使い狭い温度レンジの中でも温度管理を正確に行い、60トンプレスにて鍛造化を行うことに成功しています。また、シャフト部の鍛造化の技術進歩も向上し、例えばBe ZeroシリーズM14ホイールボルトであれば最大外径27mm 最小外径は14mmですが、ベースシャフトは14mmを使用し鍛造にて27mmまで広げています。勿論、通常の製法であれば(非鍛造)27mmから切削を行い14mmへ落としています。
また余談ではありますが、同じ製造ライン上にて人工衛星に使用するインコネル製のネジの製作を行っています。



日本チタン協会主催 チタン講習会へ参加しました。                                                 2017/10/31

去る10月19日、20日の2日間 宮城県仙台市にて開催された第24回チタン講習会へ参加しました。
総勢30名弱の参加メンバーでしたが、基本的には航空宇宙分野で活躍される方の参加が多く、チタンの特性について今一度学ぶ良い機会となりました。
また、2日目の講習は福島県相馬市にあるIHI(石川島播磨重工業)相馬第2工場へ視察へ行き、ボーイング用エンジンファンの切削現場を見せていただき、改めてチタンに対する知識を叩き込む講習となりました。 私共Thunder Boltも日本のチタンビジネス発展のため、良識を学ぶ良い機会となったことを記載致します。

主催 / 一般社団法人 日本チタン協会

 

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